妊娠(計画)

てんかんを持つ女性が最も悩む問題だと思います。もちろん、子供がいない夫婦でも幸せに自分たちの時間を楽しんでいる方々はたくさんいます。ただ、てんかんだから、薬を服用しているから、という理由だけで子供を諦めて欲しくはないのです。

中には、てんかんの薬を飲んでいるから、妊娠は諦めなさいと医師から宣告されたという人がいました。そんな時は病院を変えてください。発作の頻度や薬の種類の違いはあれど、薬を服用しながら妊娠・出産し、母親になっている女性がたくさんいるのですから。

計画

パートナーとの話し合いの結果、子供を望むことになれば、医師に相談します。最善の状態で妊娠するためには、当然のことです。自分の判断で薬を止めたり減らしたりするのは、危険です。母親の体がしっかりしていないといけないのですから。

方法としては、以下のいずれかになると思います。

  • 断薬する。
  • 妊娠初期のみ断薬する。(初期の器官形成期は胎児への影響が大きいため)
  • 薬を単剤へ(数種類を服用しているとリスクが高い)
  • 薬の変更(体調が落ち着けば、リスクの可能性がより低い薬へ)

私は、当初の予定では、薬を減らしながら様子を見て、1年発作がなければ妊娠OKとし、断薬のタイミングを見るはずでした。しかし、薬を変えたり減らしたりしながらも、1年以内には発作を起こしてしまい、年月が過ぎていました。

それでも、担当医師の丁寧な対応と、同じ状態で妊娠・出産されている患者さんがたくさんいるという言葉に、決して諦めることはありませんでした。そして、結果的には、薬の変更で妊娠することになりました。

その流れとしては、

  • @デパケン(胎児への影響が比較的大きいとされる)→発作が頻発したため薬を追加
  • Aデパケン+テグレトール→発作が落ち着いたため単剤を目指す
  • Bテグレトール(デパケンよりは影響が少ない)→より影響が少ない薬へ変更
  • Cフェノバール(影響が少ない)→体に合わず副作用が強まり、発作もあり
  • Dテグレトール→妊娠へ

もちろん、最善の方法は、断薬です。誰もが望む方法です。しかし、先にも述べた通り、母体が崩れてしまっては意味がありません。データ的に最善の方法より、自分の体でのベストの状態を選択するしかないのです。それが、自分が子供にしてあげられる一番の方法なのです。